八柱曼荼羅ツールの活用は、大きく3つのステップに分かれます。ここでは「事業計画書のつくり方がわかる本」にも掲載していない、企画書を作るまでのステップの概要について解説いたします。
<ステップ1> テーマを決めて8つの業務項目を洗い出す

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八柱曼荼羅を活用する上で最も大切なことは、コンセプトとビジョンを明確化することにあります。(⇒
参考1)
その上で、ビジョンを達成するために必要な8つの大項目(戦略)を導き出します。その大項目(戦略)それぞれについて、さらに8つの中項目(戦術)を考えて合計64個の業務項目を導き出します。
【ワンポイント・メモ】
○ ビジョン=目標設定は、可能な限り数値で設定すること
○ 1つのテーマに対して導き出す8つの項目は、同じ重さの分類であること ⇒
参考2
○ 8つの項目は、必ず1つのテーマを達成するための内容であること
○ どうしても中項目が8つ思い浮かばない場合は考え込まず保留すること
○ 1人で導き出した8項目は主観的な視点の可能性が高いため第三者の意見を参考にする
○ 64項目の全てを行動に移すよりも、64項目という全体像を把握していることが重要
<ステップ2> 64個の業務項目を行動計画に落とし込む

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ステップ1で導き出した64個の業務項目について、「いつまでにその業務項目を”どのような方法”で実行するのか?」と「その業務項目を実行するためにかかるコスト」を検討します。これによって必要なプロジェクト全体のスケジュール感と予算、そして各業務項目における課題が明確となるため現実的な計画立案を行えます。
【ワンポイント・メモ】
○ 行動計画を検討する際、必ず”実行する方法”をイメージすること
○ プロジェクトに関連する全体行事やイベントは”全体スケジュール”に組み込むこと
○ 64個の業務項目が全て行動計画に反映される必要はない
○ コストはなるべく余裕をもった金額を割り振ること
○ 手配できる人員数を考慮して業務項目に時間軸を割り振ること
○ 行動を実行する際の懸念事項は、課題として認識・メモしておくこと

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八柱曼荼羅で明確化したコンセプトとビジョン、そして行動計画表で明確にした業務課題や方法、コストを書き込みます。これでプロジェクトの全体像と課題、必要な予算が第三者にも共有してもらえる企画書となります。(※必要に応じて参考書類を添付)
【ワンポイント・メモ】
○ コンセプト・ビジョンは、簡潔な言葉で強み・メリットがわかるように書くこと
○ コストは経費・投資欄に漏れなく記入して合計金額を算出しておくこと
○ コストについては可能であれば人件費も組み込んでおくこと
○ ”課題・方法・手順”欄に行動計画で把握した課題について簡潔にまとめておくこと
○ ”課題・方法・手順”欄の課題を”スケジュール”欄で月毎の目標に振り分けること
○ ”スケジュール”欄には月毎に明確な目標設定をしておくこと
コンセプトは、そのプロジェクトの存在意義を文書化したものです。つまり、「なぜ、そのプロジェクトを行うのか?」という大義名分であり、プロジェクトのスタート地点となります。一方、ビジョンは目標設定であり、プロジェクトのゴール地点だと言えます。
すべてのプロジェクトは目標達成のために戦略・戦術を立案して展開されるわけですが、コンセプト・ビジョンに対する8つの大項目は戦略であり、その中項目は戦術だと言えます。そのため8つの大項目(戦略)は、プロジェクト展開の方向性を決める内容を検討し、64個の中項目(戦術)では具体的な方法論を検討することになります。
<参考2> ”8つの項目は同じ重さの分類”とはどういう意味?
八柱曼荼羅ツールにおいて、コンセプト・ビジョンを明確にしてから8つの大項目(戦略)を導き出すプロセスには意味があります。
まず、コンセプト(スタート地点)をピラミッドの頂点とし、ビジョン(ゴール地点)をピラミッドの底辺に配置して、頂点から底辺を目指す体系図を考えます。これは頂点から底辺を見る視点は”鷹の目(鷹は上空から目標を地上に見ている)”と呼ばれ、スタート地点とゴール地点が明確にあることが条件となります。言い換えれば、コンセプト・ビジョンがあやふやでは、鷹がどの地点からどの目標を狙うのかという方向性が決まらないのです。
次に、8つの大項目(戦略)を考える視点は”魚の目(魚は自身の泳いでいる階層しか見えない”と呼ばれ、同じ高さ・重さの分類をしなければなりません。この時、8つの大項目(戦略)に1つのでも違う階層の項目が入っていれば、それはまだ気付いていない大項目(戦略)があることを意味していて、それが視点の漏れ(計画の漏れ)につながります。そのため導き出した8つの大項目(戦略)は、本当に同じ階層にあるのか?をよく吟味しなければなりません。
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